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アトピー改善に効く乳酸菌の種類とは?|乳酸菌を選ぶ4つのポイント

アトピー改善に効く乳酸菌の種類とは?|乳酸菌を選ぶ4つのポイント

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「アトピーの改善に乳酸菌が効く」ということを聞いたことがある方は多いと思います。

とはいうものの、「世の中にはヨーグルトや乳酸菌のサプリメントなどが腐る程あって、どれを選んだらいいのかわからない」という方は多いです。

確かに、ヨーグルトやヤクルト飲料など、乳酸菌摂取を謳った食品は数多く存在しています。ただ、アトピーを効率的に改善するためには、優良な乳酸菌を選んで摂取することが重要です。

そこで、このページでは、アトピーの改善のための乳酸菌の選び方について解説していきます。

目次|このページでわかること

  • 1 なぜアトピーに乳酸菌がいいの?
    • 1.1 アトピーの原因は免疫システムの乱れ
    • 1.2 乳酸菌がアトピーに効く理由
  • 2 乳酸菌食品やサプリメントの選び方
    • 2.1 【Point1】乳酸菌のタイプによって選ぶ
      • 2.1.1 【タイプ1】生きた乳酸菌を摂る:プロバイオティクス
      • 2.1.2 【タイプ2】乳酸菌を育てる物質を摂る:プレバイティクス
      • 2.1.3 【タイプ3】乳酸菌が作り出す有効成分を直接摂る:バイオジェニクス
    • 2.2 【Point2】菌株(乳酸菌)の種類で選ぶ
      • 2.2.1 クレモリス菌FC株
      • 2.2.2 EF-2001菌
      • 2.2.3 HSK201株
      • 2.2.4 K-2株
      • 2.2.5 KW3110株
      • 2.2.6 LGG菌
      • 2.2.7 L-92株
    • 2.3 【Point3】菌数と耐熱、耐胃液処理で選ぶ
    • 2.4 【Point4】無添加なものを選ぶ
  • 3 まとめ

なぜアトピーに乳酸菌がいいの?

どこかで「アトピーに乳酸菌が良い」と聞いたことはある、けれど「なんで乳酸菌がアトピーに良いの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

まずは、アトピーの改善に乳酸菌が効く理由について説明していきます。結論から言うと、腸内環境が良好な状態であると、腸内細菌が私たちの体の乱れた免疫バランスを整えてくれるのです。

アトピーの原因は免疫システムの乱れ

アトピーの最も大きな原因の1つとして、なんらかの原因によって免疫バランスが崩れて、体の外の異物や、体内の老廃物、有害物質などに免疫が過剰に反応してしまうことが挙げられます。

私たちの体の中で活躍する免疫細胞には、その担当によって大きく2つに分類されます。一つが細菌やウイルスの撃退を担当する免疫細胞(Th1)と、アレルゲンや体内の異物の排除を担当する免疫細胞(Th2)です。

これらの細胞はお互いがお互いの増殖を阻害するような働きを持っていて、常に足の引っ張り合いをしています。そのため、なんらかの理由によって、この均衡が崩れると、感染症にかかりやすくなってしまったり、アレルギー物質に敏感になったりするなど、免疫疾患を発症してしまいます。

例えば、子供に対して常に手洗い、消毒などをさせるような潔癖志向の親の元で育った子供が、アレルギー疾患を持つことはよくあります。これは、常に消毒をするような環境で、細菌に触れる機会が少ないのに対して、花粉やホコリなどアレルゲンとなる物質は避けようがないことで、Th2ばかりが働き増殖し続けた結果なのです。

アトピーの方は、2つの細胞のうち、後者のTh2が増殖しすぎて免疫システムが過剰に反応している状態なのです。

このようにアトピーとは、免疫バランスが崩れることによって起こります。反対に言えば、このバランスを取り戻すことができれば、アトピーは治ってしまうのです。

アトピーの人はTh1とTh2の勢力バランスが乱れている状態

乳酸菌がアトピーに効く理由

乳酸菌といえば多くの人が思い浮かべるのが「便秘の改善」であり、アトピーとの関連などは考えられないでしょう。ですが、乳酸菌はアトピーの改善に大きな効果があるのです。

一般認識として、腸といえば、食べ物を吸収したり、便を排出したりする器官と考えらえています。しかし、腸にはもう1つ、特にアトピーで悩む方に重要な働きを担っています。それが、「免疫バランスを整える」という働きです。

腸には私たちの体の免疫細胞のうち、約70%が集中して存在しています。そして、腸内環境が良好な状態であると、これらの免疫細胞が、崩れた免疫バランスを正そうと働いてくれるのです。

代表的な具体例を挙げます。先ほど、免疫細胞の中には、細菌やウイルスの排除を担当するものと、アレルゲンの排除を担当するものの2つがあるということを説明しました。実は、これらの他に「制御性T細胞(Th3)」という細胞が存在します。Th3には、Th2の過剰な増殖や活性化を抑え、炎症体質に傾いた免疫バランスを整えてくれる働きがあるのです。そして、腸の状態が良好であると、このTh3の働きが活性化されます。

腸の状態を良くするには、腸内に生息する腸内細菌のバランスを、人のからだに有益な働きをする「善玉菌」の勢力を優位にする必要があります。そのために必要なのが、有益菌の1種である乳酸菌なのです。

乳酸菌を積極的に摂ることで、腸の状態を整えることができます。そして、それが免疫のバランスを取り戻し、アトピー改善に極めて高い効果を発揮するのです。

腸内環境を整えることで、Th2を抑えるTh3(制御性T細胞)の働きが活性化され、乱れた免疫バランスを正してくれる

乳酸菌食品やサプリメントの選び方

さて、ここまでの説明で、アトピーの改善に乳酸菌が有効な理由がお分かりいただけたと思います。

ただ、世の中には、ヨーグルト食品や、乳酸菌のサプリメントが数多く存在しています。そのため、どのようなもの摂ったらいいのかわかりにくいです。

ここからは、乳酸菌食品やサプリメントを摂ろうとした時に、何を基準に商品を選んだらいいのかという考え方を下記の4つのポイントで説明していきます。

【乳酸菌食品を選ぶ上でのチェックポイント】


  • 【Point1】:乳酸菌食品のタイプで選ぶ
  • 【Point2】:菌株(乳酸菌の種類)で選ぶ
  • 【Point3】:耐熱、耐胃酸処理の有無で選ぶ
  • 【Point4】:無添加のものを選ぶ

【Point1】乳酸菌のタイプによって選ぶ

一口に乳酸菌を摂るといっても、乳酸菌食品(サプリメントも含む)にはいくつかの種類があります。

まず、乳酸菌食品を選ぶ基準を持つにあたって、この違いを理解することが重要になります。どれが良くて、どれが悪いというものではありません。それぞれに特徴があるということです。

【乳酸菌食品のタイプ】


【タイプ1】生きた乳酸菌を直接摂る:プロバイオティクス
【タイプ2】乳酸菌を育てる栄養素を摂る:プレバイオティクス
【タイプ3】乳酸菌が作り出す有効成分を直接摂る:バイオジェニクス

【タイプ1】生きた乳酸菌を摂る:プロバイオティクス

まずは生きた乳酸菌を直接摂って、腸内に有益な乳酸菌を増やそうというものです。このような物質を「プロバイオティクス」と呼びます。

いわゆる「ヨーグルトを食べよう」「ヤクルトを飲もう」という考え方がこれであり、乳酸菌と聞いて多くの人が思い浮かべるものです。

乳酸菌は腸内で糖や食物繊維を分解して「乳酸」や「酪らく酸さん」という物質を作り出し、腸内を弱酸性にする働きを持つ有益菌の総称です。この弱酸性という環境は腸内の善玉菌には心地よく、悪玉菌にとっては不快な環境になるのです。

そのため、このような生きた乳酸菌を摂ることで、腸内の悪玉菌の増殖を抑制し、善玉菌の増殖を促してくれます。これによって、腸内で繁殖した善玉菌の持つ有効成分が免疫細胞を刺激して、免疫バランスを整えてくれるのです。

ただし、プロバイオティクスには、そのまま摂取しても胃酸や熱の影響で腸に届く前に死んでしまったり、相性によってはすぐに腸内に定着せずに便と一緒に排出されてしまったりするという性質があります。死んだ菌にも有効成分が含まれているので、無駄ではないのですが、生きているにこしたことはありません。

そのため、このタイプの乳酸菌を摂取するにあたっては、「熱や胃酸に強い性質の菌」「生きて腸まで届くような工夫がされている菌」を選ぶ必要があります。

例えば、熱や胃酸に強い菌としては、植物性の乳酸菌は過酷な環境に強い性質を持っていますし、「有ゆう胞ほう子し性せい乳酸菌」といって、菌体の周りに胞子と呼ばれる天然のバリアを作ることができる菌が存在します。また、生きて腸まで届く工夫としては、胃酸や熱に強いカプセルを使用しているなどがあります。

このように、生きた乳酸菌を摂取することで、腸内細菌のバランスを善玉菌優位にすることができます。そして、それが、乱れた免疫バランスを正すことになり、アトピー体質を改善してくれるのです。

じっくりと、腰を据えてアトピーに負けない体を作りたい方には、このタイプがオススメです。

【タイプ2】乳酸菌を育てる物質を摂る:プレバイティクス

次に説明するのが乳酸菌を摂るのではなく、善玉菌の餌になるものを摂取して、すでに腸内に存在する善玉菌を増やすものです。このような物質を先述の「プロバイオティクス」に対して「プレバイオティクス」と呼びます。

善玉菌は、糖や食物繊維を餌にして繁殖します。ただ、2つのうち糖に関してはなんでもいいというわけではありません。善玉菌には糖の好みがあります。それが人の体内では分解しにくい難消化性の糖です。「オリゴ糖」や「ラクトフェリン(乳糖)」がこれに当たります。反対に、悪玉菌は砂糖(ショ糖)や、果糖(果物の甘み成分)などの、分解しやすい糖を好んで繁殖します。

このような、難消化性の糖を摂取することによって、腸内にいる善玉菌を増やし、腸内環境を良好にすることができます。サプリメントの中には、このような善玉菌の繁殖を促すものを配合しているものがあります。そのようなものを選ぶことで、より効率的に善玉菌を増やしていくことができます。

【タイプ3】乳酸菌が作り出す有効成分を直接摂る:バイオジェニクス

3つ目に説明するのが、「バイオジェニクス」と呼ばれるものです。バイオジェニクスとは耳慣れない言葉だと思いますが、簡単に説明すると、乳酸菌が作り出す有効成分だけを凝縮したものを指します。

このような物質の特徴として、一般的に効果を実感するのが早く、その効果も大きいというものがあります。

ここまで説明してきたプロバイオティクス、プレバイオティクスは、腸内の善玉菌を増やし、それらの作り出す有効成分によって腸内環境良くし、免疫システムの調整をするというものでした。それに対して、バイオジェニクスは有効成分を直接取り入れるため、免疫システムの調整にダイレクトに働くのです。もちろん、腸内環境を改善してくれる作用もあります。

具体的な成分名だと「乳酸菌生産物質」や「植物性ポルフェノール」、「免疫賦ふ活かつ物質」という名前で表示、説明されています。このような、乳酸菌の作り出す有効成分によって、直接免疫システムに作用するように作られたものをバイオジェニクスと呼びます。とにかく、すぐに変化を実感したいという方にオススメのタイプです。

ここまで、腸内環境を良くするための乳酸菌食品の種類について説明してきました。一言で善玉菌を増やすと言っても、そのアプローチには違いがあるのです。

これまでは、プロバイオティクスとプレバイオティクスを同時に摂取するということが良いとされてきました。ただ、最近では、乳酸菌の作りだす有効成分を直接取り入れるバイオジェニクスも注目されており、このような物質の配合されたサプリメントも増えています。

バイオジェニクスが他のものと違う大きな点は、免疫システムに直接作用するということです。プロバイオティクスやプレバイオティクスは、腸内の善玉菌を増やして、それらの作りだす成分によって健康を増進するというものでした。それに対して、バイオジェニクスは、この有効成分を直接摂り入れるため、「腸内環境の改善」というステップを飛ばして、すぐに効果を実感できるのです。

「だったらバイオジェニクスが一番いいじゃないか」と思うかもしれませんが、バイオジェニクスはすぐに効果を実感できるものの、一時的なもので終わってしまうことが多いです。

対して、プロバイオティクス、プレバイオティクスは時間はかかるものの、長期的に見た場合は効果が大きいと言えます。それぞれ、特徴が違うため、現在のご自分の状況に応じて使い分けるといいでしょう。

乳酸菌食品には大きく3つのタイプがあり、自分の状況に応じて使い分けると良い

【Point2】菌株(乳酸菌)の種類で選ぶ

腸内環境を整えるための食品やサプリメントの分類について説明してきました。

次に、乳酸菌の菌株(種類)について説明していきます。菌株とは、菌の培養をする培地のことであり、イコール乳酸菌の種類をさします。乳酸菌には数多くの種類があり、それぞれ働きが少しずつ異なっています。当然ですが、免疫力を調整する働きの強い菌を選ぶ方が、アトピーの改善には有利であると考えられます。

下記に免疫力の調整機能が強い乳酸菌の例をいくつかあげます。

【アトピー改善に効果のある乳酸菌の例】


クレモリス菌FC株
EF-2001菌
HSK201株
K-2株
KW3110株
LGG菌
L-55株
L-92株

参考:あなたの知らない乳酸菌力 後藤利夫 著:小学館

クレモリス菌FC株

アトピー改善に効果のある乳酸菌としてまず説明するのが「クレモリス菌FC株」です。クレモリス菌FC株は、粘り気のあるヨーグルトである「カスピ海ヨーグルト」を作る乳酸菌です。

カスピ海ヨーグルト特有の粘りを作り出すのが、このクレモリス菌FC株が作り出す粘り気成分「EPS(Exopolysaccharide)」です。

この粘り気成分は人の胃液などに含まれる消化酵素によっては分解されないということがわかっています。そのため、この粘り気成分で身を包んだ「クレモリス菌FC株」は、菌自体にも「生きて腸まで届きやすい」という性質があります。

また、クレモリス菌FC株は菌自体だけでなく、菌が作り出すこの粘り気成分にもアトピー改善に有益な成分が含まれています。このことは「日本薬学会127回大会」でも発表されています。

クレモリス菌FC株で作った牛乳発酵物を摂取することによって、アトピー症状が緩和されアトピーに伴う皮膚の炎症と肥厚化、皮膚バリアー能の低下、皮膚水分量の低下が抑えられることが明らかになりました。

引用元:フジッコ

このように、クレモリス菌FC株はアトピー改善に効果がある乳酸菌であると言えます。

EF-2001菌

EF-2001菌は数ある乳酸菌の中でも特に、免疫を活性化する働きが特に強い菌です。その強さは一般的な菌に比べて約2〜3倍と言われています。

さらに、この菌は「BRM(免疫賦活物質)」としても認められており、白血球の働きを強める効果がある菌でもあります。白血球とは体内に侵入してきた異物を取り込み、消化して無害化する免疫細胞のことで、この白血球の働きが弱まると、アトピーの原因にもなリます。このことからもアトピーの改善に効果が期待できる菌です。

また、EF-2001菌はとても体積の小さい菌であり、同じ量(重さ)を摂取しても、他の菌よりも多くの菌数を取ることができます。乳酸菌を摂るとき、その菌数は重要な要素です。EF-2001は一度に大量の菌を摂ることができるので効率的に免疫力を高める効果が期待できます。

HSK201株

HSK201菌はドイツ伝統料理の「ザワークラフト」から見つかった植物性の乳酸菌です。

植物性の乳酸菌の特徴として、過酷な環境でも息抜きやすいという性質があります。この菌も例外ではなく、胃酸に対して強い耐性を持っています。

ある実験では、人工の胃液に2時間つけた時の菌の生存率が約8割という結果が出ています。そして、HSK201株は免疫細胞のバランスを調節しIgE抗体の産出を抑える働きがあります。

K-2株

K-2株も植物性の乳酸菌であり、酒粕から発見された乳酸菌です。K-2株はアレルギー症状を緩和する働きが強いとされています。

動物実験では、アトピーと同様の皮膚症状を起こしたマウスにK-2株を投与したところ、症状がほとんど出なくなるという結果を発揮しました。

人の臨床試験においても、軽度から中度までのアトピー性皮膚炎を持つ人にK-2株を摂取してもらったところ、症状の緩和効果が確認されています。

KW3110株

「KW3110株」は免疫細胞のバランスを整える働きが特に強い菌として、大手飲料メーカーのキリンホールディングスが選出した菌です。

すでに説明しているように、私たちの免疫細胞には、細菌やウイルスの除去を担当するTh1とアレルゲンの除去を担当するTh2の2種類があり、お互いがお互いの増殖を抑えるように足の引っ張り合いをしています。Th2が増えてこの免疫細胞の勢力バランスが乱れると、アトピーの悪化につながります。

KW3110株は、この免疫バランスの改善に対して特に強い働きを発揮する菌です。

LGG菌

LGG菌は胃酸に強い性質をもつとともに、腸内への定着率が特に高い乳酸菌です。

その秘密がLGG菌の表面に存在する「絨毛」という小さな毛のような物質です。この絨毛の働きによって腸壁に定着しやすく、長く腸内で有効成分を産出します。

そして、このLGG菌もアトピーをはじめとしたアレルギー症状を抑える効果の高い菌とされています。

L-92株

L-92乳酸菌という菌は、もしかしたら聞いたことがあるのではないでしょうか。

Lー92乳酸菌はカルピス社で作られた菌の中で、特にアトピーやアレルギーを緩和する作用が強い菌です。先に説明している、Th1、Th2のバランスを改善して、アトピーの症状を緩和する働きがあります。

ここまで、アトピーの改善において効果を期待できる菌をいくつかあげてきました。食品やサプリメントを選ぶ際にこれらの菌の名前を見かけたら、試してみるといいでしょう。

【Point3】菌数と耐熱、耐胃液処理で選ぶ

ここまで、乳酸菌食品のタイプによって選ぶ、乳酸菌の種類によって選ぶということについて説明してきました。

ここからは、菌数と耐熱、耐胃液処理をしているかどうかで選ぶことについて説明していきます。

当然ながら、食品やサプリメントに含まれる乳酸菌の数が多いほど、効果が高いです。そのため、なるべく菌数の多いものを選ぶようにしましょう。

例えば、多くの方が知っている、明治のブルガリアヨーグルトは1パック(450g)のなかに約495億個の菌が入っています。ただ、495億と聞くと多いように聞こえますが、1gに換算すると1億程度のものです。比べて、一般的な乳酸菌サプリメントであると、1g換算で600億とかはザラですので、サプリメントの方が圧倒的に効率よく乳酸菌を摂取することができます。

そして、耐熱、耐胃液処理をしてあるかどうかを見るのも大切です。乳酸菌は腸に届く前に、胃液や胆汁の洗礼を受けます。例えば、先に説明した明治のヨーグルトを食べても、実はそのほとんどの菌は腸に届く前に死滅します。乳酸菌の有効成分は菌の表面にあるため、死んでも一定の効果は発揮しますが、生きて腸まで届くにこしたことはありません。

そこで、多くのサプリメントの類は、耐熱コーティングの処理をしてあったり、耐胃液のカプセルに入っていたりします。乳酸菌を摂る際に、いかに多くの菌が腸まで届くかがとても重要です。そのため、なるべく菌数が多く、胃液に強い加工をしているものを選ぶようにしましょう。

【Point4】無添加なものを選ぶ

最後に1つ注意していただきたいのが無添加であることです。

乳酸菌のサプリメントの中には、残念なことにカプセルなどに、添加物や化学物質を使用しているものもあります。健康な人ならば問題はないかもしれませんが、アトピーの方は、このような化学物質に対して敏感になっている場合があります。

そのため、間違って添加物などを使用したサプリメントを取ることでアトピーの症状が悪化することもあります。

サプリメントを選ぶときには、無添加のものを選ぶ方が賢明です。

まとめ

乳酸菌を摂取することはアトピーの改善に大きな効果があります。

腸には体内の免疫細胞のうち約7割が集中しています。そのため、腸内環境を良くすることで、免疫細胞のアンバランスを調整してくれるのです。ただ、世の中には乳酸菌をふくむ食品やサプリメントが多く存在し、玉石混合の状態です。

そこで、このページで紹介したことを基準とすることで、数ある乳酸菌食品の中から優良なものを選ぶことができます。今後、乳酸菌を摂取するときの参考になればと思います。

アトピー改善に効果のある乳酸菌サプリメント


アトピーと腸内環境には密接な関係があります。
腸内環境を良くすることでアトピーの改善が期待できます。

腸内環境を良くするには、普段の食事などから善玉菌や、それらのエサになる物を効率的に摂取することが必要です

しかし、普段の食事から必要量を継続して摂ることは正直難しいのが現実です。そこで、サプリメントの利用を検討するのも有効な手段となります。

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【アトピー歴約20余年】

ステロイド依存や脱ステによるリバウンドも経験しました。
寝たきりで外出ができなくなるほどの重症化も何度か経験しましたが、最終的にステロイドを使わず、体質改善のみで完治。

アトピーは本当に辛いです。
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